SuperFundedではEA(エキスパートアドバイザー)の利用が許可されています。しかし、一部のEAは禁止事項に抵触する恐れがありますので、利用前にどのような戦略を採用したEAか確認が必要です。
SuperFundedではどのようなEAが禁止されているのか、この記事ではSuperFundedで利用できるEAと禁止事項について解説します。
SuperFundedはすべてのフェーズでEAの利用が許可されている
SuperFundedでは、2段階の評価ステージからFundedStageまで、どの段階でもEAの利用が可能です。自慢のEAを利用して、SuperFundedのチャレンジ攻略を目指してみましょう。
ただし、ナンピンマーチンや高頻度取引など、プロップトレーダーにふさわしくない戦略を採用したEAは使用が禁止されています。安定した利益獲得を目指したEAでチャレンジに挑みましょう。
プロップファームでは、多くの業者でコピートレードが禁止されています。コピートレードと言っても、必ずしもコピーツールを利用した取引のみ該当するとは限りません。取引パターンが一定数重複していると、それもまたコピートレードと認定されてしまいます。
そのため、第三者の配布しているEAを利用する場合は同じEA利用者とポジションが重複し、失格になってしまうことも考えられます。SuperFundedの場合、FundedStageのみ自力で取引するか、自作のEAを利用するようにしましょう。
SuperFundedで禁止されているEA
SuperFundedでは、EA、裁量問わずアービトラージ戦略が禁止されています。アービトラージとは、レイテンシーアービトラージや、逆アービトラージなども含まれます。システムの脆弱性を狙ったEAはすべて利用することができないと考えてよいでしょう。
アービトラージ
アービトラージとは、市場の価格差を利用して利益を得る取引手法です。同じ資産が異なる市場や取引所で異なる価格で取引されている場合、その価格差を利用して利益を上げることができます。
レイテンシーアービトラージ
レイテンシーアービトラージは、取引のスピードに依存するアービトラージの一種です。異なる取引所や市場間での価格差を利用して、非常に短期間で取引を行うことを特徴とします。
逆アービトラージ
逆アービトラージは、通常のアービトラージとは逆の戦略を取る手法です。具体的には、現在の価格が将来的に大きく変動する(例えば、価格差が拡大する)と予想される場合に、その変動を利用して利益を得る手法です。
高勝率を謳うEAは、ナンピンとマーチンゲールを組み合わせたナンピンマーチン戦略を採用したEAが多くみられますが、SuperFundedでは利用することができません。
マーチンゲールは、別名「破滅の戦略」と呼ばれています。EAに採用されるナンピンマーチンも同様で、投資額が指数関数的に増加するため、短期間で非常に大きな金額が必要となります。プロップトレーダーを目指すにあたり、ナンピンマーチンは高リスクな戦略とみなされ、許可されていません。
ナンピンとは、ある資産を買った後にその価格が下落した際、さらに同じ資産を追加購入して平均購入価格を下げる手法のことを指します。マーチンゲールは、損失が発生した場合、その損失を補うために次の賭けや投資額を倍増させることです。これら二つの戦略を組み合わせたものがナンピンマーチンと呼ばれています。
ティックスキャルピングは、数秒から数十秒と非常に短期間で小さな価格変動を利用して利益を得ることを目的としています。しかし、ティックスキャルピングは、テクニカル分析やファンダメンタル分析に基づく長期的な視点がほとんどなく、超短期の価格変動に依存します。
プロの取引戦略は、分析に基づく合理的な判断と適切なリスク管理を重視し、長期的な視点で市場を理解することが求められます。ティックスキャルピングはこれらの要素を軽視し、短期的な取引システムに依存するため、多くのプロップファームで禁止されています。
Superfundedのチャレンジは、個人がプロップトレーダーを目指すためのものです。コピートレードように、第三者の取引に依存するような戦略は許可されていません。
また、第三者と同じ戦略を採用したEAを利用し、同じタイミングで売買した場合もコピートレードとみなされてしまう可能性がありますのでご注意ください。規約違反を避けるためにも、ご自身で開発されたEAの利用をおすすめします。
グリッド戦略とは、特定の価格範囲内で上下に複数の売買注文を設定する手法です。この戦略は、価格が一定のレンジ内で動くと仮定し、その範囲内で利益を得ることを目的としています。
グリッド戦略は価格が一定の範囲内で動くことを前提としていますが、実際のマーケットでは強いトレンドが発生することがあります。トレンドが発生すると、グリッド内の多くのポジションが逆行し、通常よりも大きな損失を招く可能性があります。
また、グリッド戦略は多くのポジションを同時に持つことになるため、価格が急激に一方向に動いた場合、損失も急激に膨らみます。プロップファームはリスク管理を厳格に行う必要があるため、このように大きなリスクを抱えるグリッド戦略を禁止しています。
自慢のEAでSuperFunded攻略にチャレンジしてみよう!
SuperFundedでは、正当な取引戦略に基づくEAであれば、ほとんどのものを利用することが可能です。
しかし、第三者が制作したEAを利用する際は、同じEAを運用している他のトレーダーとポジションが重複する可能性があるため、コピートレードとみなされないよう注意が必要です。したがって、第三者制作のEAを利用する場合は、評価ステージでのみ使用するか、普及していない珍しいEAを選ぶことをおすすめします。
また、自作のEAを使ってSuperFundedでプロップトレーダーとして認定されれば、その実績をもとにEAの販売にも繋がる可能性があります。あなたの自慢のEAを活用して、SuperFundedの攻略にチャレンジしてみましょう。